リアルタイム早押しボタンとかいう強豪オンラインパーティゲーム

連続雑記チャレンジ3日目。

仲間うちならば、リアルタイム早押しボタン的なものがあればゲーム的な楽しさを感じられるね、という話題。なお、オンラインでの話。

mondai と提案

以前仲間うちで、mondai という、リアルタイムクイズ大会をできるWebサービスで遊んだことがあった。

mondai.page

クイズをユーザーが作成してそれを共有できるサービスはいくつもあるけれど、これはリアルタイムな大会として楽しむことができる。無料でデザインもモダン。何回か遊んだが、とても楽しめた。

しかし、ここはこうだったらいいのになと感じられる部分がいくつかあった。本題ではないので列挙はしないが、遊ぶうちに友人のひとりが「もうこっちで良くない?」とばかりにあるリンクを共有してきた。

それは、早押しボタンだった。

より詳しくは、ルームを作成してそのメンバーで早押しボタンを共有する、つまりはリアルタイム早押しボタンとも言うべきものだ。

最初は思わず訝しんだ。 なぜこれを提案してきたんだ?

確かにこれは「ある」

少し考えてみると、意図は自然に浮かんだ。

自分たちが mondai に感じた不満には、例えば出題に関しての「文字数制限」や「画像が使えない」という点があった。これはリアルタイムでクイズ大会をできるという本質的な魅力を損なうものではない。しかし、制限がなければ楽しみ方が広がるのは確かだ。

ここで、感じている固有の面白さが純粋にリアルタイム性から来ているとすれば? それなら別途何らかの手段でリアルタイムクイズを確保しさえすれば、文字や画像などはチャットツールを使うなり何なり、どうとでもできる。

そこで早押しボタンである。 今やっていることのミニマルはこれだ、と切り込んだ提案というわけだ。

ちなみに、結果から言えばこの提案は取り入れられることはなく、そのときは継続して mondai で遊んだ。つまり、グループとしての判断(ちなみに個人的にも)は、この面白さは流石に早押しボタンまでには還元できないよね、と着地した。

ただ、この提案自体は『確かに場合によっては「あり」』と思えるものだと思う。

時間とやりとりを共有しているのだから

コンピュータに任せなければ楽しめない複雑なゲーム体験というのはいくらでもある。けれど、例えば出題してフリップで答えるようなゲーム企画であれば、それこそ早押しボタンがあれば(あるいはそれさえなくても)成立する。

そして、場合によっては後者の体験が前者の体験を上回ることだってある。

仲間うちでする「面白い」は案外コンテンツのリッチさといったこととは別角度で存在するかもしれなくて、その観点においては早押しボタンが強豪パーティゲームとしてエントリーできる。 あのとき共有された早押しボタンのリンクには、こうした信念が籠もっていたのかもしれない。

……まぁ、そのときは前述のとおり引き続き mondai で遊んだのだけど。 やっぱりちゃんとしたコンテンツは早押しボタンより良い。身も蓋もなく〆。